愛機IXY DIGITAL 400が壊れ、同時にそれまで何ら問題なく数年間使っていたXacti C6が実はピアノの発表会での音割れがひどく使い物にならないことが判明し、次のデジカメを何にしようか数日前からかなり時間をかけている。同じ悩みの人が万一いることを考え公開。
今までは
写真(主に妻が使用):IXY 400
動画(主に私が使用):Xacti C5→Xacti C6
という体制で使用目的の殆どが2人の子供(5歳、2歳)の記録撮影である。
CasioのEX-V7とCanon IXY 800ISのどちらかまで絞れてきた。
全く毛色の違うデジカメである。両者ともSD/SDHCなのは問題なし。値段も2.5-3.4万円と問題なし。
● IXY 400
・1/1.8型CCD(総画素数約410万画)
・36(W)-108(T)mm/F2.8(W)-4.9(T)
・ラージ:2272×1704画素、ミドル1:1600×1200画素、ミドル2:1024×768画素、 スモール:640×480画素
・87.0×57.0×27.8mm(突起部を除く)/約185g(本体のみ)
→2007.7.30追記:キヤノン:サポート|デジタルビデオカメラ/デジタルカメラをご使用のお客さまへ
もしかしてこれに該当する故障ではないか?再生は問題ないのだが、撮影するときに波打ったような画像が液晶に表示され、撮影されない。無理にとってもその波打ったような画像が保存される。まるでCCDだけがおかしいような振舞い。
→日本に一時帰国した際に送付してみる。本当に愛機なのでこれが直ればとても嬉しい。
●カシオ EXILIM Hi-ZOOM EX-V7
高倍率ズーム機には見えない薄型ボディに、屈曲光学系の7倍ズームと、同社初のセンサーシフト式手ブレ補正機能を搭載。新開発の画像処理エンジン、マニュアル露出やMPEG-4動画など、ハイアマの物欲をくすぐる装備も。
・1/2.5型720万画素CCD
・38~266mm/F3.4~5.3
・2007年2月
・幅95.5mm×高さ59.8mm×厚さ25.5mm(突起部除く、最薄部20.8mm)/約149g(電池・付属品含まず)
関連記事
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2007/01/30/5450.html http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2007/02/23/5607.html
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2007/03/26/5786.html http://dc.watch.impress.co.jp/static/backno/longterm2007.htm#casio
→ つまりIXY 400より暗いレンズ、広角でない。幅が8.5mm高さが2mmほど大きいが軽い。
→ これからの事を考えるとH.264で間違いない。ユーザーコメントではこれが欠点とされているが、理解不能。拡張子はmov。音声が
IMA ADPCM 44.10kHz 16Bit 2ch
なのはちょっと気にかかる
XactiのG65は拡張子はMP4で
音声はMPEG4-AAC 48.00kHz 16Bit 2ch
こちらの方が汎用性ある気がするのだが。詳しくは不明
H.264動画変換ソフト評価まとめ→ここに詳しい説明あり
更にこのWeb Siteにて暗所動画が暗いというコメントあり。恐らくXactiではC5レベルなのだろうと推測。C5→C6の室内撮影が劇的に変化したのを体験しているのでこのコメントはかなりマイナスポイント
マイクの感度が低く大音量でも割れにくい、更にステレオで音声が拾える。ピアノのコンサートでXacti-C6にて音質悪く、更に激しく音割れしたのが、EX-V7に目を向けさせられたきっかけ。逆にXactiは感度が高く小さい声などでもきちんと拾ってくれている。
Xacti-C6のファームウェアアップデートで「音声改善」という項目があり、先ずはこれを試してみた。
→2007.7.30追記:家にあるピアノを同じように演奏してもらい、ファームウェアアップデート前後で比較してみた。
→結果:劇的な改善!!ひどい音割れは殆ど気にならないレベルに、音質自体がこもりが取れてスッキリしたような音になった(FIRMWARE ver1.0.1→1.1.0)
→感想:これは本当に劇的である。上記EX-V7を考えてうんうん唸っていたのが嘘のよう。SANYOはもっと大々的にこのアップデートを宣伝すべき
●キヤノン IXY DIGITAL 810 IS
大人気の手ブレ補正付きIXYの最新モデルは、8xxの型番が示すとおり素直な描画の35mmからのズームを搭載したモデル。DIGIC IIIや顔検出など、最新IXYのスタンダードを備えたほか、手ブレ補正を応用したファンタジーナイトモードを備える。
・1/2.5型800万画素CCD
・35~140mm/F2.8~5.5
・2007年6月
・90.4×56.5×26.4mm(突起部を除く)/約165g(本体のみ)
関連記事
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2007/05/17/6127.html
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2007/06/11/6374.html
→IXY 400よりきもち広角、レンズの明るさは一緒。幅が3.4mm広いぐらいでほぼ同じ大きさ、若干軽い。
参考:開放F値の小さいレンズは明るいレンズになり、一般に明るいレンズの方が値段が高くなります。
決断:
CanonのIXY 810 ISに決定。同じ機種が北米ではPowerShot SD850 IS DIGITAL ELPHと呼ばれているので、サクッとこれをamazon.comで購入した。
決め手:
・Xacti C5で唯一の不満だった室内での動画撮影時に暗すぎる問題点がEX-V7では復活する気がした。この当たり、Sanyoの動画デジカメとしての歴史が物を言っている。C6はその1点のために買い足したが、本当に買って良かったと思っている。室内のそれなりに暗いところでも子供たちの様子は十分に分かるぐらいに撮れる。
・圧倒的に静止画の方が取るチャンスが多く、妻は絶対にマニュアルモードは使用しない。つまりデフォルトでも常にそれなりに使えること操作性が良いことが大切。
・Amazon.com(co.jpではない)でのユーザーの評価がEX-V7は低い。主な理由が画質であった。一般的にアメリカ人は大雑把。パッと買って、何の設定もせずにパッと撮った素直な感想がこれなのであろう。「カシオ EXILIM Hi-ZOOM EX-V7【最終回】羊の皮を被ったテクニカルモデル」という記事を見てしまうと素晴らしい写真が撮れそうだが、これは筆者の腕があってこそ。妻や私が撮ったらこうは行かないであろう。
・IXY 400を買った際も他のデジカメと比べてデフォルトでの撮影機能が高く、発色が他のより好きだった印象がぬぐいきれない。
・Xacti C6のピアノの演奏会での音割れはファームウェアアップデートに期待し、まあダメでも半年に1回以外の使用では今のところ満足しているのでOK。
→上記に書いてあるようにファームウェアアップデートで解決。しかしググっても殆ど出てこない情報がこれほどクリティカルとは、、、。
→CG65はどうなのだろうか。今手元にお土産用に買ったものがあるので、試してみようと思う。