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中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史

中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史

p.97 極端な主張というものはわかりやすいうえ、複雑な要素を捨象するのてストレートに伝わり、かつ正論であるように思われる。そして、それをいう人間を正直で尊敬すべき人間に思わせる効果がある。

p.112 現実が変化するスピードは加速度的に速くなり、あらゆるものが日々めぐるましく変わっている。民意もしかりだ。もはや自分の主義主張を後生大事に守っている時ではない。現実を動かすためには、現実に合わせて自分が変わらなければならない。それは好きとか嫌いとかの問題でも、正しいとか間違っているとかの問題でもない。本当に現実を変える気があるのかどうかという問題だ。だからこそ、ジョンソンのような古いタイプの政治家でも、最も汚い「ひなぎく」を使うのだ。

大衆が望んでいること、大衆の反応、政治家の本質、ひいては人の本質と言えるところまで外挿できそうな表現があり好感が持てた。内容も理解可能。文章も分かりやすい。政治を見る目がこれで変わる。露出する際の心構えとしても大変役に立つ。読んでよかった。

評価:★★★★★

骨髄移植・腎臓移植と橋渡し研究(Translational Research)

うちのラボが何十年もやってきた一番のお題目、骨髄・腎臓同時移植がやっと形になり、New England Journal of Medicine (NEJM)に発表と相成った。

データ自体は何年も前からあり、何故、一流紙への発表が無いのだろうと思っていたが、内部・外部ともに色々あってそう簡単では無かった様子。これはBrief Reportなのだが、新聞には載るは、ラジオでは放送されるはで一流紙に載るか載らないかでは全く反響が違うと今更ながら再度実感。日本の新聞さえにぎわしている。

「白血球の型が完全には一致しない家族から生体腎移植を受ける患者に、臓器提供者の骨髄も一緒に移植して拒絶反応を抑えることに、米マサチューセッツ総合病院などのチームが成功した。」 とまあ要約されるとこうなるから複雑な思い。「成功した」と言えば成功例はもう何年も前に存在し発表しているし、「治療全例で100%うまくいくか」というとそんなことはなく、成功率は高いものの未だ実験的治療の段階を出ていないことは間違いない。このタイミングでニュースになるのは単にNEJM紙上に発表された以外の理由は何も無い。

学問的な知見を実際の治療へと結びつける研究は、科学を実学に翻訳(Translate)するという意味から、Translational Researchと呼ばれる。NEJMに載る載らずに関係なく、個人的にはこのラボが何十年もかけてやっているTranslational Researchとその産物であるこの治療法は素晴らしいと思っている。

腎移植を受けた患者さんは副作用のある免疫抑制剤を一生飲み続けなければならない。まだ数症例であるが、そのうちの一例に確か10代後半の女の子がいた。この子は骨髄・腎同時移植を受け、薬を飲まない状態というのを初めて味わったときに、「体の調子ってこんなに良くなるものなのだと生まれて初めて知ってとてもびっくりした」と言っていた。それが印象的であった。この治療を受けなければいわゆる普通の人生は送れなかったことは先ず間違いない。日常の様々な制限、薬の副作用、移植した腎臓の慢性拒絶。恐らくこの子は本当に運が良かったとしか言いようが無いと思う。天と地の差である。例え1人であってもこういう形で人生に影響を与えられるというのはやる気がでるものだなと思ったことを今も強く覚えている。

ハーバード大学医学部には「ハーバード大学医学部附属病院」という名の病院は無い。関連施設としての有名な附属病院が幾つもあり巨大なセンターを構成している。その中で直属と目され、最も古く、医学系全分野の治療を行っているのがマサチューセツ総合病院(Massachusetts General Hospital, 通称MGH)である。ここTransplantation Biology Research Center(移植生物学研究センター, 通称TBRC)はMGH内にあり、その名の通り「移植」というテーマに向けて様々な研究をしている。移植の基礎的な研究は元より、移植を用いて病気を治すという視点からは臓器移植による臓器機能回復と骨髄移植による癌治療の2点が柱となっている。メインのスタッフが元々免疫学者の素養が極めて高いというか免疫学を作ってきた人そのものなので、学問的な深みがあり面白い。

NEJM論文の筆頭著者である河合達郎先生は、第一にとてもバランスの取れた良い医師という印象がとても強い。TBRCへ研究留学後一度日本に戻るも再度ボストンに渡ってきて、米国医師免許を取得。現在ではMGHの移植外科医として中核をなし、日々、患者さんへの臓器移植を手がけている。また大動物を使った臓器移植の研究も精力的に行っている。科学的な目を持ちながらも常に患者さん、治療のことを考えて日々を送られており常々敬服している次第。何でも要領よく数年でこなすというタイプでは無いように感じる。10年掛けて打ち込んできた事がNEJM論文の筆頭著者ということで陽の目を浴びたわけである。とても嬉しく思う。

日本でもTranslational Researchを「橋渡し研究」と呼び、治療の現場と医学研究を相互につなぐということが現在 はやりになってきている。名前だけでなくTBRCでなされているような本当の意味でのTranslational Researchが効率良く行われるシステムを日本に作るために、いつか助力できれば幸いである。

Macintoshで作成したワード、パワーポイントのファイルで図・イメージが表示されない

ワードの書類中の図表が表示されないので、助けて欲しいという連絡を受けた。
ワード書類を送ってもらうと確かに図の変わりに

「            QuickTimeý Dz.
       TIFFÅiLZWÅj êLí£ÉvÉçÉOÉâÉÄ.
ǙDZÇÃÉsÉNÉ`ÉÉǾå©ÇÈǞǽDžÇÕïKóvÇ-ÇÅB. 」

こんなものが表示されている。QuickTimeと書いてあるところより「多分Macで作ったワードがおかしいのだろうな」と推測

解決したが厄介だったのでMacを使わずにWindowsのコンピュータだけで画像ファイルを入手する手順を示しておく

とりあえずここが唯一の情報だった。以下、それを具体的にやってみたところ。

  1. 問題となっているワードあるいはパワーポイントを開き、ファイルメニューからウェブページとして保存(File > Save as Web Page…) を選んでウェブページとして保存。ここでは仮に「sample.doc」が元のファイル名だとする。そうすると「Sample.htm」というファイルと「Sample_files」というフォルダが出来る
  2. Sample_filesというフォルダの中身を見てみる。この中に拡張子が.pczというファイルがあれば間違いなくMacからの移行が問題になっていると思われる。.pczという拡張子を持つファイルはMac特有のPICTファイルをさらに圧縮したファイル形式である。
  3. pczという拡張子のファイルを解凍してPICT形式のファイルにする必要がある。これがなかなか対応プログラムが見つからない。 Total Commanderというシェアウェアを見つけて解決した。Wikipediaにも載っている由緒正しきファイラーらしい。シェアウェアだがメッセージがでるだけで登録・支払いをせずとも機能制限無く使える。
  4. このソフトを使って.pczというファイルを解凍する。ファイルをクリックしてメニューバーの「Start」の真下辺りにある「unpack all」アイコンをクリックして指示に従えば良い。解凍したファイルは.pctなどPICTファイル用の拡張子を適宜追加しておく
  5. まあ、ここからはPICT→GIF, JPEG, PNG, TIFFなど画像ファイルの形式を変えられるソフトなら何でもOK。ここでは定番のフリーの画像処理ソフトIrfanViewを使った。これもデフォルトではPICTファイルを読み込めなかった。ホームページからプラグインをダウンロードし、その中に含まれているQuicktime.dllをC:\Program Files\IrfanView\Plugins に入れてやる必要があった。これでIrfanViewを再度立ち上げやっと上記のPICTファイルが読み込めた。
  6. 後はIrfanViewでTIFFなど汎用の画像ファイルに別名保存すればWindowsで自由に扱えるようになる。元のワード、パワーポイントに張りなおすことももちろんできる。

全く手間のかかるバグを残してくれる。Word 2007, PowerPoint 2007になっても直っていないとのこと。

「万能か全能か、医学と科学」を読んで

柳田先生の発信する内容はいつも感じることが多いのですが、今日はあまりに反応が強かったので散文になりますが書いてみます。

なぜ明快に書けないのか―英語医学・科学論文の診断と治療 (単行本) Lester S. King (著), 助川 尚子 (翻訳), 日野原 重明 (翻訳)
という
Why not say it clearly: A guide to scientific writing (Hardcover) by Leste S King (Author)

の訳本があります。これは科学論文を書く上での手引きとして名著だと思っていますが、絶版のようですね。価格が原著の10倍以上しているのは驚きです。確か、この本の序文に何故医者が科学論文を書くようになったのか、その歴史的経緯とひずみが端的に書かれていたのが強く記憶に残っています。医者らし い医者、医者らしい医学研究をする友人、医学とかなり乖離した研究をする医師免許を持った人々、純粋基礎研究者の友人、医者かつ医学研究者である父を持 ち、自分が現在同じ職についているという環境から、生物学という純粋科学の価値観と医学という実学の価値観に関しては常に関心を持っていました。更に研究 にはお金がかかります。

それゆえこのエントリーには反応してしまったのだと思います。人を幸せにすべく存在する医学、そのための研究であるはずの医学は生物学・分子生物学 と密接に絡み合い、評価の基準は純粋科学の評価基準と実学としての評価基準そしてビジネスとしての評価基準がない交ぜになって混沌としています。頭の良い人、流れに上手く乗ることが出来る人はその混乱の中を泳いでいきます。このあたりの混乱についてはいずれまた書きたいと思いますが、柳田先生のエントリー はそれを分かりやすく表現されています。

反応したもうひとつの理由はStem Cell Biologyでの命名についての常日頃の疑問と柳田先生のコメントが気になったからです。pluripotentは多くの系列に分化可能であるという意 味で多能性と訳され、全ての系列に分化可能という意味ではありません。全ての系列に分化可能という能力についてはtotipotentという別の言葉あ り、日本語訳は全能性です。万能性という言葉に対応する元の英語が何なのか私は知りません。

大切な仕事をした人ほど、正確な命名を心がけ、レベルが落ちる人ほどStem CellやES Cellというインパクトの強い言葉を使いたがる気がします。そういう意味でiPSというのは控えめであると同時に極めて正確な小気味良い命名だと思います。同様の命名にSRC(SCID-repopulating cell/SCIDマウスの中で再度分化・増殖する細胞)という名前を付けたJohn E. Dickという基礎研究者がいます。彼はCancer Stem Cellという今までの常識と逆の概念を初めて世に持ち出し、その後一つの分野を作った現存する偉大な研究者です。その後もStem Cellの基礎的かつ大切なBiologyを研究し続けています。彼はStem Cellという言葉を用いずSRCという言葉を用いました。山中先生と同じ空気を感じます。その後、主に固形臓器におけるStem Cellを見つけたと主張する論文、何に対してもStem Cellと名づけたがる著者達と一線を画します。

ESに関しても同じ事が言えます。私はノックアウトマウスの作成システムを研究室で立ち上げたことがあり、100%キメラでもGermline Transmissionが行かないことを経験し、分化能で最初に落ちるのは生殖細胞への分化能力であるということを身を持って体験しています。それからすると、ヒトES細胞と今呼ばれているものが、ESと呼ばれたその瞬間から「ES細胞」の定義が根本的に変わってしまったと思っています。ES細胞樹立という受精卵の内部細胞塊から樹立したライン由来の個体を作成するという技術はマウスでしか成功していません。大動物はおろか、ラットでさえ試みられては失敗しています。ヒトに関しては倫理的な問題から永遠に不可能でしょう。各臓器へのContributionがあることと一個体を再構成できる totipotentialは別個のものという認識が私の中では強く、ES細胞のみからの個体発生という最大の難関を証明していないいわゆるサルESやヒトESというのは一体何なのだろうと私は思っています。命名は大切です。サルESやヒトESは全ての臓器になりうる(と発現マーカーを持って信じている、信仰、、、)万能細胞かもしれませんが、決して全能性細胞ではありません。

山中先生の最初のCellのペーパーでは多能性、或いは各臓器にContributeできるという万能性が示されただけでした。隅から隅まで読んでもGermline transmission(iPS由来の正常な生殖細胞が作られ、その生殖細胞由来の次世代の個体が作られること)が記載されず、以前に一緒に研究していた友人と「やっぱりGermlineは難しかったんだね、もしこれが行ったら衝撃だよね」と話しているのを覚えています。そして、NatureにてGermlineに乗ったという論文が出されたわけです。これは衝撃でした。というかCancer Stem Cellと同じく、証明されていないが研究者が持っている感覚的な常識を覆したわけです。

「癌はある細胞が一定の段階にあるときに癌化し、その分化段階での形質を癌化後も維持する」という考え方が常識だったときに、シンプルに、正確に「白血病において癌化は幹細胞の段階で起きるが癌化が起きてもなお分化のプログラムを正常に進行しうる。癌の本体は癌全体の1%にも満たない特殊な癌幹細胞にある」ということを示したJohn E. Dick。Nuclear transferを見ても分かるように「Stem Cellの機能は極めて可逆化し辛く、多くの遺伝子による複雑な制御を受けてる」という考え方を皆何となく感じているときに「4個の遺伝子(今では3個)を皮膚の分化済み細胞に入れることにより全能性が得られる」という肌で感じる常識を覆した山中氏。

山中先生の研究がCellのペーパーに論文化される数年前かThe International Society for Stem Cell Research (ISCCR)で超飛び切りの話題になった時から友人と「これもお金になる特許やら実用の面では米国にやられるのでは」と話していました。NatureでGerm Line Transmissionを示す段階で追いつかれました。物凄いスピードです。柳田先生のコメントにもそのあたりを意識したコメントが散見されます。資源の無い日本、世界有数の教育レベルを保ち、頭を使いそれをお金に換える努力が必要です。山中先生の仕事はそこに直結します。その辺りの周辺状況、柳田先生のエントリーを見る限り、今までよりは随分良いようで少し安心した次第です。

日本人などが大切な分野でトップを走り始めたときに、追い上げ抜かして制覇しようとする外国勢特に米国のそれは凄いものがあります。近年では坂口志文先生のregulatory T cellがその良い例です。直接お話したときに「Biologyをやりたかったが、何らかの遺伝子を取らない限り分野そのものを持っていかれてしまう」という話を聞いたときには坂口先生という人は凄いなと思いました。その後、坂口先生はTregにFoxP3ありきを示し、クローニングしたわけではありませんが、その分野の第一人者であることを実力で認めさせたように思います。アメリカの中心であるNIHにいる名前は出しませんが、Tregの第一人者とされている人が以前は出さなかった坂口先生の名前を必ず発表のイントロに入れるようになったそうです。

何でもブームがあります。少し前は遺伝子治療がその名前の下に大きなお金が流れ、現在は再生医療です。結構わけの分からない研究に多くのお金が落ちていると聞きます。遺伝子治療はヒトでの失敗(ベクター由来の癌の発生、遺伝子導入効率のマウスに比べての異様な悪さ)で多くの人が撤退しました。山中研究の面白いところはその基盤に遺伝子操作が必須であるところです。臨床応用という華やかな舞台から、ベクターの作成という極めて地味な所まで、撤退したことにより時流に敏感な多くの人は研究を止めました。ここHarvard界隈でも遺伝子治療の研究室は現在は一つもないと聞きます。ファッションに流されず地道に研究を続けていた人たちに山中先生の発見で陽が再度当たることになるでしょう。これもまた小気味良い気がします。

今後もこの分野は目が話せません。是非全てが良い方向に向かうように願っています。

ドラム

ドラムは皆さん好きですか。私は大好きです。del.icio.usに溜まっていたものを集めてみました。ご堪能あれ。

Do you like drum? I love it. My compilation. Enjoy, -Tosh

Larry Wright #2 – Street Drums – NYC Subway Station, 32 St
So fundamental.

David Haynes playing the drummachine live!
Cool! Isn’t it?

Stevie Wonder – Drum Solo
He’s genious.

G-SHOCK

時計をはめないで過ごすようになってから何年が経つだろうか。無口でひたすら愛情のまなざしを注いでくれた祖父からもらった古いΩを確か高校卒業だったか大学の頃からしていた。良くなくしていた腕時計も全く無くさなくなり、肌身離さず持ち歩いていた。水が入り、日本シーベルトでも幾らかけてもどうにもならないと言われたときはショックだった。それ以来、3,000円ぐらいのCASIOの一番安いデジタル腕時計をしていたが、プラスチックのバンドがちぎれた。確か、機能的には良かったがあたり外れがあり、ボタンが押しにくかったりするのがあった。2回ほど同じものを買ったように思う。

いつの間にか時計をしなくなっていた。祖父からもらった時計の面影を求め、色々Webを漁ってみて、気に入ったのはPaneraiというメーカーの一つのモデルだった。しかし、何十万もする。とても未分不相応でつける気がしない。時計に負けない人物として自信が出たときに買えたら買おうと思っていた。しかも実物を見ていないから気に入るかどうか分からない。そして、時計をはめないでの生活が何年も続いた。10年近くになるのではないだろうか。

それでもWeb上で気になる時計はチェックすることがあり、随分と気に入ったものが出てきた。そうしたら何とミッションインポシブルという映画でトム・クルーズがはめたモデルというではないか。散々探して自分好みのを見つけたと思ったのに、がっかり。オンライン購入も考えたが、それでも気を取り直して2年ぶりの日本一時帰国にあわせて情報をプリントアウトしておいた。

新宿のさくらやウォッチ館はWatch.(ウォッチドット)などという分かりにくいネーミングになっていたが、中身は大して変わらず立っていた。何でも大抵揃っているので便利である。次のアポまで30分強。お目当ての時計目指して直進。見て、腕にはめたときにオンラインで購入しなくて良かったと思った。予想より大きい、青が気になる、液晶がそれ程見やすくないなどなど。ウィンドウに目が行き、若い今風の兄ちゃんに気になったのを出してもらった。チタン製とのことで軽い。盤面もやや小ぶりで落ち着いている。高さも低い。液晶もてらって青色を狙っていないので視野角が広くて断然見やすい。ガンメタルで落ち着いている。機能的には同じであった。15分ほど他のものとも比べて悩んだ挙句、電車の予定がせまっているので時間をロスせず決断できた。丁寧に長さをあわせてくれて、綺麗に包装して両手で紙袋を渡してくれた。アメリカに来ているとこの接客のクォリティは世界一なのではと思うほどであった。

どう自分が判断したかを振り返ると徹底したずぼらから来ていることが分かった。

  • 時間を合わせるのが嫌、というより「狂っているかもしれない」と不安になるのが嫌→電波で合わせてくれる
  • 電池換えをするのが嫌、というより「いつか止まるかもしれない」と不安になるのが嫌→太陽電池で光に当てなくても連続9ヶ月間動作する。要は電池換え不要。
  • 日本から出たときに時差を気にするのが嫌→世界時間が夏時間も含めてデフォルトで設定可。電波での時刻合わせも。ヨーロッパ・アメリカにも対応
  • 時計は貴重品、丁寧に扱わなくては、というより「壊すかもしれない」と不安になるのが嫌→G-SHOCKである。20気圧防水
  • 仕事で時計と別にタイマーを持つのが面倒→タイマー、ストップウォッチが使いやすい
  • 服やTPOに合わせて時計を変えるのが面倒→落ち着いていながらもカジュアルないでたち

要は何にもしなくてもいつも安心して使える時計が欲しかったことが分かった。少々恰好良くても最初のトム・クルーズモデルは大きすぎて重くて液晶が見やすくなかった。今1ヶ月が経とうとしているが、全くもって満足している。これでタイマーにプリセット機能があり、腕を斜めにすると自動的にライトが点灯というモードだと急激に電池が減る(多分夜中つけっぱなしのため。結局この機能は使っていない)、ここボストンだと電波が弱く自動時刻あわせは場所を選ぶ。という点さえクリアーすれば私個人にとっては究極の時計である。しかし、満足感は十分である。この空白の腕時計無しの期間を埋めてくれる存在になりそうである。

「怠慢は発明の母」というが、「ずぼらは機能美の母」なんだなと妙に納得した次第。

※ 最終的に買ったモデル。G-SHOCKのサイト・カタログにはもう見当たらない:GW-810TD-8JF
G-SHOCKオフィシャルサイト

2010.11.12 追記

頻繁に残量低下により液晶が表示されなくなった。CASIOのホームページより見ると「修理内容に関わらず、税込8,400円」。修理内容に関わらずとは!でもコスト削減になっているのでしょう。凄いことを思いつく。で、Web上で登録したら送られてきたパッケージに何も考えずに入れて投函するだけ。5日ほどで戻ってきた。モジュール不良のため交換とのこと。結局、購入後3年4ヶ月ほどでメンテナンスが必要になったが、自分的には御の字である。最近のG-SHOCKはチタン製が高価なので、良い買い物していたなと。さあ、次はいつまで完全メンテナンスフリーでいけるでしょうか。

明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命/ドラッカー

  • p.33 マネジメントが基盤とすべきは、顧客にとっての価値であり、支出配分についての顧客の意思決定である。経営戦略は、ここから出発しなければならない。
  • p.90 行っていることや行っている方法の廃棄は、体系的な作業として行う必要がある。
  • p.92 しかしチェンジ・リーダーたるためには、機会に焦点を合わせなければならない。問題を餓死させ、機会を太らせなければならない
  • p.96 チェンジ・リーダーにとっての三つのタブー
    • 現実と平仄(ひょうそく)の合わないイノベーションを手がけること
    • 真のイノベーションと単なる新奇さを混同すること。イノベーションは価値を生む。
    • 行動と動作を混同すること
  • p.99 したがって、新しいもの、改善したものは、すべて小規模にテストする必要がある。
  • p.141 第四に必要とされる情報は、資金の配分と人材の配置についての情報である
  • p.143 そして、それらの人事の決定がもたらした結果を記録し、注意深く検討していかなければならない。
  • p.148 したがって、まず考えるべきことは、自分が何を必要とするかではない。人は自分に何を求めるかであり、それは誰かである。、、、問題に本当に答えられるのは、自分以外の者である。
  • p.148 仕事に必要な情報のかなりのものは、すでに述べたように、組織の外に求めなければならない。
  • p.152 全員が毎月一回、仕事の場での異常なことや予期せぬことを報告する。
  • p.157 これらはいずれも、個々の知識労働者が、自らがいかなる情報を必要とし、いかなる情報を人に提供する責任があるかを知らなければ不可能である。
  • p.170 まずもって、仕事の質を定義すべき事を意味する。
  • p.186 的確にパイロットを行ってさえいれば、知識労働者の生産性を大幅に向上させることができる。
  • p.187 しかし、この優位性を現実のものに出来るか否かは、先進国、およびその産業、企業が、この100年間における肉体労働の生産性向上に匹敵する速さで、知識労働の生産性を高めうるか否かにかかっている。
  • p.188 まさに、最高の知識労働者を惹きつけ、とどめる能力こそ、最も基礎的な生存の条件となる。
  • p.193 いよいよこの最終章では、働く人たち一人ひとりの問題について述べる。
    • 自分は何か。強みは何か。
    • 自分は所をえているか。
    • 果たすべき貢献は何か。
    • 他との関係において責任は何か。
    • 第二の人生は何か。
  • p.214 問題は何に貢献したいと思うかではない。何に貢献せよと言われたかでもない。何に貢献すべきかである。
  • p.217 貢献のためのプランを明確かつ具体的なものにするためには、長くともせいぜい一年半を対象期間とするのが妥当である。
  • p.217 背伸びをさせるものでなければならない。だが可能でなければならない。さらには、意味のあるもの、世の中を変えるものでなければならない。目に見えるものであって、できるだけ数字で表せるものであってほしい。

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか/ドラッカー

プロフェッショナルの条件

本書において自分にとって大切だった文章の断片を列挙する。
この断片は記憶したかもしれない内容の検索キーワードとして書き留めたことに留意する。

  • p.29 専門知識の社会において、真に教育ある人間の要件は何かという問題である
  • p.54 「何が目的か。何を実現しようとしているか。なぜそれを行うか」。行う必要のない仕事をやめること
  • p.99 「いつも失敗してきた。だから、もう一度挑戦する必要があった」。完全を求めること。
  • p.103 毎年夏になると、二週間ほど自由な時間をつくり、それまでの一年を反省することにしている。
  • p.105 新しい任務が要求するものについて、徹底的に考え抜くこと
  • p.108 成長と自己変革を続けるために
    • ビジョンを持つこと、ファルスタッフ
    • 神々が見ている。真摯さを重視。誇りを持ち、完全を求めるということ。
    • 日常生活の中に継続学習を組み込んでいること
    • 自らの仕事ぶりの評価を、仕事そのものの中に組み込んでいる
    • 期待をあらかじめ記録し、後日実際の結果と比較している。目的は強みを知ること
    • 先生、上司から新しい仕事が要求するものについて教えられ、実行させられること
    • 全ての前提となる最も重要なこととして、自らの啓発と所属に自らが責任を持つということ
  • p.114 フィードバック分析
  • p.116 自らの学び方についての知識に基づいて行動すること。読む人と聞く人
  • p.118 自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、機会をつかむよう用意したものだけが手にできる。
  • p.126 時間の記録に出てくるすべての仕事について、「まったくしなかったならば、何が起こるか」を考えればよい。
  • p.143 勇気
    • 過去ではなく未来を選ぶこと
    • 問題ではなく機会に焦点を当てること
    • 横並びではなく自らの方向性を持つこと
    • 無難で容易なものではなく、変革をもたらすものに照準を合わせること
  • p.185 リーダーシップを仕事、責任とみること。信頼が得られること。言動の一致。
  • p.196 上司の強みに焦点を合わせる。何をではなく、いかなる順序で提示するかが大切である。
  • p.201 何らかの意味において、トップの座をねらうものでなければならない。 さもなければ競争相手に機会を与えるだけに終わる。
    • 懲りすぎてはならない。大勢いるのは普通の人たちである。
    • 多角化してはならない
    • 現在のためのイノベーションでなければならない。
  • p.222 ポスト資本主義社会においては、多くの人がこの二つの文化の中で生活し、仕事をする。知識人と管理者
  • p.231 フィードバックによって自分は何をうまくやれるか、いかなる能力や知識を必要としているか、いかなる悪癖をもっているかを知ることができる。
  • p.232 第一歩は、行うべき事を決めることである。しかる後に、優先すべきこと、集中すべき事を決めることである。そして、自分の強みを生かすことである。
  • p.234 成長のプロセスを維持していくために強力な手法を三つあげるならば、教えること、移ること、現場に出ることである。
  • p.234 「何によって憶えられたいか」
  • p.246 250万人もの経営管理者や専門家が、インターネットで履歴書を公開し、求人のオファーを求めている

特に今の自分に響いた文章:

  • p.80 成果をあげる人に共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつけるうえで必要とされる習慣的な力である。
  • p.225 専門知識の所有者たる専門家自らが、自らの知識領域を理解しやすいものにする責任を果たさなければならない。

WordPressにてエラスティックレイアウト

エラスティックレイアウト : WEBデザイン&AJAX

このWeb Siteを参考にデフォルトのwp-content\themes\EasyAll\style.cssをエラスティックレイアウトに変更。行間も少し広くした。変更箇所だけ下記に記す。コメントアウトしてあるところがオリジナル。要は760px→100%にして480pxがコンテンツの幅、200pxがサイドバーの幅になっているので、それを動的に変化させてやる。180pxならば200pxの90%なので90%に変更などなど。Firefoxだとそれなりに見えるようになって満足。

自分としては1400 x 1050, 1280 x 1024, 1024 x 768, 800 x 600のWindowサイズでそれなりに見えれば良いし、フォントの大きさも変えられると嬉しい。フォントの大きさに応じてコンテンツの幅が変わるのは見ていて楽しい。

ところがIEだとうまく表示されず。どこがおかしいのだろうか。どなたか教えてもらえるととても嬉しいのだが。とりあえず30分ぐらいでサクッとここまでで終了しておく。

Next:
del.icio.usのcssを見てみる
相対値が良さそうなものを絶対値より変更
時間があるときに簡単なレイアウトの構成の説明を入れる。
ヘッダーの画像を置換、ヘッダーの縦幅を短く
文字の色を黒に近くする

#rap {
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text-align: left;
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#header {
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#content {
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left: 30px;
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#menu ul li h2 {
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}