tosh のすべての投稿

Junior Seau

Patriots All Access – 10/16/2009

25’15” Just give me the helmet and we’ll work it out.

27’30” I don’t forecast. I don’t forecast my years. I don’t forecast my days. All I know is that I got today to be a better player. And hopefully I can grow from there.

29’34” We’ll show you. It’s simple. No talk. Just go out there and perform. Just shut your mouth. Go one day at a time, play one play at a time. And we’ll see where we are.

Whatever they need, what we need to do is go out there and work, starting today. It’s simple.

– Junior Seau

USエアウェイズ1549便不時着水事故

USエアウェイズ1549便不時着水事故

60 Minutes, 07.05.09

お気に入りの番組だった60 minutes。英語がはっきりしていて面白いトピックなので聞いていて飽きない。英語の勉強としてこのPodcastはお気に入り。音声だけ。で、良い物があると映像が見たくなる。そしてこの品質の番組を全部タダで配信している。フルの番組30分を見ることができる。驚き驚き。この短い間に、人の感情、プロフェッショナルであること、求められる英雄像、PTSD、奇跡、偶然と必然、とにかく質問事項も映像も練り込まれていて番組自体が良く作られている。

機長さんの症状は典型的なPTSD。取りあえず30分時間が取れる方、見てみてください。

フェルマーの最終定理

フェルマーの最終定理

p.323 「大事なのは、どれだけ考え抜けるかです。考えをはっきりさせようと紙に書く人もいますが、それは必ずしも必要ではありません。とくに、袋小路に入り込んでしまったり、未解決の問題にぶつかったりしたときには、定石になったような考え方は何の役にも立たないのです。新しいアイディアにたどりつくためには、長時間とてつもない集中力で問題に向かわなければならない。その問題以外のことを考えてはいけない。ただそれだけを考えるのです。それから集中を解く。すると、ふっとリラックスした瞬間が訪れます。そのとき潜在意識が働いて、新しい洞察が得られるのです」

こんな本が820円で読めるなんて。忙しいときに限ってこういうのに はまってしまうが今回も一気に読んでしまった、買ったまま大切に読むタイミングを待っていた甲斐があった。物理、数学など自然科学に少しでも興味のある人々、そして「人」そのものに興味を持てる全ての人が楽しめると思う。350年もの間、人類の英知を跳ね返し続けた、フェルマーの最終定理がドラマチックに証明されたのが自分の生きている間だったことは何かしら幸運だったと思える。

カラマーゾフはいつになるかな。多分、しばらくは無いな。この本の余韻で当分気持ちの良い日々を過ごせる気がする。

★★★★★

Acronis True Image 10無料ダウンロード

『Acronis True Image 10』が無料でダウンロードできます!

ここに沿って操作をするとシリアルナンバーはメールで送られてくるが、サイトからのダウンロードは出来ず、「Personal Computer World」という雑誌についてくるCD-ROMからインストールしてくれと送られてきたメールに記載がある。

「We’d like to remind you that the product installation package is not published on Acronis Web Site. It can only be obtained from a CD included in your copy of Personal Computer World magazine.」

しかし実際には下記から直接ダウンロードできた。

 https://www.acronis.co.uk/my/download/?TrueImage10.0_p_en.exe

この情報は下記のovirtoという人のコメントより発見。
Get Acronis True Image 10 Free

このソフトは起動ドライブのバックアップを取るのに長けている。クリーンインストールしてOSのUpdateをかけMy DocumentをD:に移動し、デフラグした時点でC:のイメージファイルを取っておくと、1年後ぐらいにクリーンインストールする際にとても楽。

Gmail添付文書のファイル名文字化けを直す

= ISO-2022-JP B GyRCSSxNVz1xTmAbKEI= =.pdf
35K   View as HTML   Download 

こんな風にGmailの添付文書のファイル名が文字化けしている場合を時々経験します。

そんなときは下記の手順で元のファイル名を知ることが出来ます。

BASE64変換 WEBアプリケーション、フリーCGI配布 —ahref.org」などBase64変換をWeb上でしてくれるサイトで直すことが出来ます。

具体的には上記のようにファイル名が
= ISO-2022-JP B GyRCSSxNVz1xTmAbKEI= =.pdf
であれば、
「GyRCSSxNVz1xTmAbKEI=」の部分をコピペして
デコードを選択し、
オプションの「変換時に様々な文字コードを試みる(デコード時のみ)テスト中」にチェックを入れ
「→変換→」
を押します。JIS(=ISO-2002-JP)の部分に元の文字列に変換されたものが示されます。

鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ

鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ

  • p. 16 4つの条件
    • 企画やプロジェクトに関連する全ての事実、予測、条件を簡潔に述べていること。
    • 相手の同意を取り付けるために、効果的で説得力のある言葉で書かれていること。
    • 読み手に具体的な行動を提案していること。
    • これらのすべてが一枚の紙にまとめられていること。
  • P.30 情報を蓄積する
    • 企画の目的を念頭に置いて、情報の在庫確認をする。
    • 企画書のテーマについて確実に分かっていること、知らないことの2つのリストをこの順に作る。
  • p.35 誰に読ませるのか?
    • 企画書の内容やトーンが変わる。その人の関心事・思考様式・行動パターン・経歴に合わせ反応を予測して書く。
    • 企画書の読み手はナンセンスな提案を見抜く鋭いレーダーを備えていると考えて行動している。
  • p.43 質問に先回りする
    • プロジェクトの骨組みは?
    • 計画実施には誰が責任持つのか?
    • コストは?
    • どのような利益が見込めるのか?
    • いまなぜ、そのプロジェクトを提案するのか?
    • 企画のどこがユニークなのか?
    • あなたにはどのような経験があるのか?
  • p.50 8つの要素
    • 順にタイトル、サブタイトル、目的、サブ目的、理由、予算、現状、要望
    • Title, Subtitle, Target, Secondary targets, Rationale, Financial, Status, Action
  • p.54 それぞれのパートを解剖する(理解する)
  • p.60 整理
    • ファイル(紙ベース)或いはフォルダ(コンピュータ)を8つ用意し、集めた資料の全てをそこに分類する
    • 明らかに要らない情報のみを捨て、整理する
    • 優先順位をつける
    • ポイントをワンセンテンスずつにまとめていく、「目的」のファイルから実行
      • リサーチの結果はすべて、いずれかのセンテンスに反映されているか
      • それぞれの記述は、リサーチを通じて得た結論や認識を正確に表現できているか
    • パラグラフにセンテンスをまとめていく
    • 頭を冷やす
      • この企画で自分はなにを成し遂げようとしているのか
      • 言いたいことは全部おさえたか
      • それは明瞭にいえているか
      • 欠けているものはないか
      • 論理に飛躍はないか
      • 根拠を示せていない主張はないか
      • 数字はちゃんとつじつまがあっているか
      • そしていちばん重要な点。企画そのものに十分な説得力があるか
    • 企画書の構成を考えてから実際に執筆するまでの間に、少し間隔を開ける。
  • p.70 企画書の執筆
    • 理由
      • 舞台の設定
        • 読み手の興味をひきつけること
        • あなたがどういう人物で、あなたがどういう知識をもっているのかを読者に伝えること
        • あなたが企画書を書いた動機をかいつまんで伝えること
      • 根拠の提示
      • 売り込み
      • タイミングとスケジュール
  • 刈り込み、見本、体裁についての記載が続く

★★★★★ 読んで良かった。2度目にまとめた。学校教育でも取り上げて良いかと。タイミングの良い人にはうってつけの本になるかと。

そろそろ感染する癌について一言いっておくか

癌を専門に特に最近は免疫学の側面から研究を続けてきたのでそろそろ一言いっておかねばならないかなと。

半年ほど前のこと、、、

同じ職場で働いている友人の免疫学者H氏
「癌て感染することもあるのですね。免疫の進化は主に細菌とウィルスへの対抗手段として発達し、癌は各個体で終わるから進化の淘汰圧にはならないという考え方は改めないといけないかも知れませんね。」

私「あ゛っ?」「(3秒ほど考えた後で)いや無いと思うよ、マジで。ありえない。まず、どうやってアロのバリアーを先ずクリアーするんだ?ソースは?怪しげなネットじゃなくて?とりあえずリンク送って」
(心の中で)「H氏確かに癌は非専門だけど、免疫は俺より良く知ってるし、マジ優秀なのに何言ってるんだ?無いだろ普通」

H氏「http://ghop.exblog.jp/4115367/ とりあえずこれを。」

私「やっぱりブログか、ん、しかしソースのリンクが張られているぞ、感心感心。Natureの方をクリック、、、って、リンク先切れてるし、、(日本国内からのみ有効なURLの様子)」

気を取り直してURLをいじって記事にアクセスし、ザクッと読んで見た http://www.nature.com/nature/journal/v443/n7107/full/443035a.html

私の直感は間違っていると同時に合っていた。そこにはいつもながらの「言葉」のトリックが。言葉は神であると同時に罪作りでもある。

私のEmailでのH氏への返答(2008.2.14)

「ザクッと読んだけど、本当みたいだね。しかし染色体が正常78個の染色体が58-59個になっているって、それはもう癌というよりも別生物だね、自分の感覚では。染色体分析は白血病・リンパ腫では固形癌と違ってルーチンの検査で出すのだけど、1個でも染色体欠失があるのは珍しいほう。2個欠失は本当に稀。

アロの個体同士だって99.9%ゲノムレベルでは同じだし、癌だって90%以上ゲノムレベルではホストと同一というのが何となくの感覚。だからこそホストの免疫が見逃した奴をアロが叩ける。しかし、20個染色体が平均して無くなっているって、何それの世界。アロもMHCもへったくれもないね、こりゃ。犬の免疫系をすり抜けられる犬のゲノム由来の別生物って感じかな感覚としては。

全ての犬に対してFull AlloとXenoの間のような存在だね。それこそXeno Toleranceの良い研究の系になるのでは?犬以外の種にも感染するのかな?人にはあったら、何らかのきっかけでとっくに見つかっている気がするので、多分無いと思うが。それから、この手の癌(生物?)からの対抗手段として免疫系が発達したってのも、にわかには??動物界に属する生き物で、この手の生命体の存在がどのくらい一般的なのかで大体の全体像は掴めると思う。

いやでも全く僕の知らない知見で面白いことは確か。ありがとう。」

以上は送ったまんま。別にこの話題は放置しておいのたが、今日気になるエントリ
http://blackshadow.seesaa.net/article/103592445.html
を読んでしまったので記事にした次第。

今朝の私
「進化論に関して誰か知らないがメディアに露出している怪しげな輩を叩いているらしい、感心感心、、、ってこの人も感染する癌とかエントリー書いていて、、(読んでみた)、、んー しかし感染する癌っていう表題、誤解招きやすいよなぁ。一言言っておくか」

一言言っておき、防がなければいけない風評は下記のような会話

(主婦)「Aさん癌になったんですってねぇ、大変だからお手伝いしようかと」
(知ったかぶり輩)「でも犬では癌が感染することありますから、人でも無いとは言えないかもしれません。止めておいたほうが良いのでは」

無いです。人の癌自体は感染しません。このエントリーで言いたいのはそれだけです。
その理由はH氏の返答に要約されています。

これらの一連の知見で一番罪作りなのは、この「感染する主体」に対して「癌」という言葉を使ったことです。他に良い言葉は無いですし、仕方無いのですが、私たち医師、医学研究者が人の癌と呼んでいるものからするとかけ離れたものになります。この「感染する主体」は犬のゲノム由来の新たな生き物(別種)として紹介された方が混乱が無かったようにも思います。このあたりは対象と言葉が一対一対応しないことの限界ですね。

このエントリー、特にH氏の返答部分については免疫学のベースがなるべく無くても分かるように質問に応じて説明を付け加えて分かりやすくしていこうと思います。先ずは書きそびれないように勢いのみで記載しておきます。

MouseoverDictionaryをFirefox 3.0.1で

 2008.9.29 追記 本家サイト にてFirefox 3.0.2にても支障なく使用できる最新版0.6.4が公開されました。問題なく使えています。

Firefoxには最小限のAddonを入れるように努めているMouseoverDictionaryは欠かせない。
これは英辞郎が必要であるが、英文サイトを読むのには私にとってはこれがベストの環境である。
しかしなぜか私の環境(WindowsXp, FirefoxPortable)では最新版の0.6.3は使えず0.6.2を使っていた。
しかしこれもFirefox 3.0→3.0.1へのアップデートで使えなくなった。

0.6.2ではショートカットのAlt+NがFirefoxのデフォルトの検索ウィンドウのショートカットと重なっていたので、これも同時に0.6.3でうたわれているAlt+Mへの変更も同時にしたい。重い腰を上げてAddOnファイルをいじってみることにした。

以上の変更を加え、Firefox 3.0.1でもインストール可能、かつショートカットをAlt+Mに変更したものが下記です。
クリックすることでインストールできます。辞書自体のインストールは本家サイトを参照下さい。
mouseoverdictionary-0.6.2-ts1.xpi

行ったことは下記の通りです。まず本家サイトの下の方にある
downloadというセクションよりmouseoverdictionary-0.6.2.xpiというファイルを右クリックから「リンク先を保存」を選び保存します。

拡張子がxpiのファイルもjarのファイルも基本的にはテキストファイルのzip圧縮。
先ずはmouseoverdictionary-0.6.2.xpiをzip解凍して中身を見てみた。

まずinstall.rdfというファイルにインストール可能なFirefoxのVersion情報があったので下記に変更

<em:maxVersion>3.0</em:maxVersion>
→<em:maxVersion>3.0.1</em:maxVersion>

次に\chrome\mouseoverdictionary.jarというファイルをzip解凍すると
\locale\en-US\mouseoverdictionary.dtdというファイルにショートカットの情報があったので下記に変更

<!ENTITY openMouseoverDictionary.commandkey "N">
→ <!ENTITY openMouseoverDictionary.commandkey "M">

後は順次解凍したフォルダをzip圧縮後、ファイル名を元に戻します。
まずcontent,locale,skinの3つのフォルダをzip圧縮し、mouseoverdictionary.jarにファイル名を変更
このファイルをオリジナルのmouseoverdictionary.jarに上書きし、
更に全体をzip圧縮後、拡張子をxpiに変更。ファイル名は何でも良いが、上記のリンクでは
mouseoverdictionary-0.6.2-ts1.xpiとしました。

最後に、このファイルをFirefoxのウィンドウ(ウィンドウは何が開いていてもOK)にDrag&Dropし、指示通りインストール 。
うまくいっていれば辞書登録後、Alt+Mで使えるようになる筈です。以上です。

言葉と宗教

今、ラボで一緒に働いている日本人は移植外科医と免疫学者だが、話していてとても面白い。金曜日4時からはHappy hourというビールを飲みながら研究室の脇のキッチンエリアでダラダラだべるのが、うちのラボのお決まりである。今日は周りで談笑 している非日本人に悪いなと思いつつ、その2人と日本語での会話にのめりこんでしまった。2人とも日本史、世界史、近代史まで良く知っており、宗教や言語学にまで造詣がある。

宗教を語るに、立花隆の「猿学の現在」を引き合いに出してみた。人にしか無いと思われる多くのものが既に猿の世界に存在することがこの本で分かる。芸術と同じく、猿には宗教は無いのではないか?という質問を投げてみた。これに対し、H氏は宗教が必要になる心因的な要因は猿にも既に存在するのではないかということを死んだ子供の面倒を見る猿の親を例にして出していた。そうかも知れないなと思った。それに対し、形式化したものでないと宗教とは言えないのでは無いか?とO氏。それもそうだなと。それでは文章に書いて伝えることなどが必要なのではないか、と私が言うと、それは違う、巫女などは一子相伝のような形で 書物が無い状態でも宗教を形式化したとH氏。それでは言葉は必要なのではないかと言うと、それはそうかも知れないと。これに皆反論は無かった。

ここでウンベルトエーコの「薔薇の名前」のキャッチフレーズがピンと来た。これには感動した。勘違いかも知れないが、自己満足には十分な納得であった。この本・映画は「ヨハネによる福音書」の引用から始まる。 「はじめに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。」 なるほどそうなのかなあと。この言葉は妙に気になっていただけに、少し嬉しかった。原作も機会があったら読んでみたい。

In the beginning was the Word and the Word was with God, and the Word was God.

中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史

中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史

p.97 極端な主張というものはわかりやすいうえ、複雑な要素を捨象するのてストレートに伝わり、かつ正論であるように思われる。そして、それをいう人間を正直で尊敬すべき人間に思わせる効果がある。

p.112 現実が変化するスピードは加速度的に速くなり、あらゆるものが日々めぐるましく変わっている。民意もしかりだ。もはや自分の主義主張を後生大事に守っている時ではない。現実を動かすためには、現実に合わせて自分が変わらなければならない。それは好きとか嫌いとかの問題でも、正しいとか間違っているとかの問題でもない。本当に現実を変える気があるのかどうかという問題だ。だからこそ、ジョンソンのような古いタイプの政治家でも、最も汚い「ひなぎく」を使うのだ。

大衆が望んでいること、大衆の反応、政治家の本質、ひいては人の本質と言えるところまで外挿できそうな表現があり好感が持てた。内容も理解可能。文章も分かりやすい。政治を見る目がこれで変わる。露出する際の心構えとしても大変役に立つ。読んでよかった。

評価:★★★★★