2008/9/7 日曜日

鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ

Filed under: Book — tosh @ 8:33:34

鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ

  • p. 16 4つの条件
    • 企画やプロジェクトに関連する全ての事実、予測、条件を簡潔に述べていること。
    • 相手の同意を取り付けるために、効果的で説得力のある言葉で書かれていること。
    • 読み手に具体的な行動を提案していること。
    • これらのすべてが一枚の紙にまとめられていること。
  • P.30 情報を蓄積する
    • 企画の目的を念頭に置いて、情報の在庫確認をする。
    • 企画書のテーマについて確実に分かっていること、知らないことの2つのリストをこの順に作る。
  • p.35 誰に読ませるのか?
    • 企画書の内容やトーンが変わる。その人の関心事・思考様式・行動パターン・経歴に合わせ反応を予測して書く。
    • 企画書の読み手はナンセンスな提案を見抜く鋭いレーダーを備えていると考えて行動している。
  • p.43 質問に先回りする
    • プロジェクトの骨組みは?
    • 計画実施には誰が責任持つのか?
    • コストは?
    • どのような利益が見込めるのか?
    • いまなぜ、そのプロジェクトを提案するのか?
    • 企画のどこがユニークなのか?
    • あなたにはどのような経験があるのか?
  • p.50 8つの要素
    • 順にタイトル、サブタイトル、目的、サブ目的、理由、予算、現状、要望
    • Title, Subtitle, Target, Secondary targets, Rationale, Financial, Status, Action
  • p.54 それぞれのパートを解剖する(理解する)
  • p.60 整理
    • ファイル(紙ベース)或いはフォルダ(コンピュータ)を8つ用意し、集めた資料の全てをそこに分類する
    • 明らかに要らない情報のみを捨て、整理する
    • 優先順位をつける
    • ポイントをワンセンテンスずつにまとめていく、「目的」のファイルから実行
      • リサーチの結果はすべて、いずれかのセンテンスに反映されているか
      • それぞれの記述は、リサーチを通じて得た結論や認識を正確に表現できているか
    • パラグラフにセンテンスをまとめていく
    • 頭を冷やす
      • この企画で自分はなにを成し遂げようとしているのか
      • 言いたいことは全部おさえたか
      • それは明瞭にいえているか
      • 欠けているものはないか
      • 論理に飛躍はないか
      • 根拠を示せていない主張はないか
      • 数字はちゃんとつじつまがあっているか
      • そしていちばん重要な点。企画そのものに十分な説得力があるか
    • 企画書の構成を考えてから実際に執筆するまでの間に、少し間隔を開ける。
  • p.70 企画書の執筆
    • 理由
      • 舞台の設定
        • 読み手の興味をひきつけること
        • あなたがどういう人物で、あなたがどういう知識をもっているのかを読者に伝えること
        • あなたが企画書を書いた動機をかいつまんで伝えること
      • 根拠の提示
      • 売り込み
      • タイミングとスケジュール
  • 刈り込み、見本、体裁についての記載が続く

★★★★★ 読んで良かった。2度目にまとめた。学校教育でも取り上げて良いかと。タイミングの良い人にはうってつけの本になるかと。

2008/7/11 金曜日

言葉と宗教

Filed under: Book, Essay — tosh @ 19:37:19

今、ラボで一緒に働いている日本人は移植外科医と免疫学者だが、話していてとても面白い。金曜日4時からはHappy hourというビールを飲みながら研究室の脇のキッチンエリアでダラダラだべるのが、うちのラボのお決まりである。今日は周りで談笑 している非日本人に悪いなと思いつつ、その2人と日本語での会話にのめりこんでしまった。2人とも日本史、世界史、近代史まで良く知っており、宗教や言語学にまで造詣がある。

宗教を語るに、立花隆の「猿学の現在」を引き合いに出してみた。人にしか無いと思われる多くのものが既に猿の世界に存在することがこの本で分かる。芸術と同じく、猿には宗教は無いのではないか?という質問を投げてみた。これに対し、H氏は宗教が必要になる心因的な要因は猿にも既に存在するのではないかということを死んだ子供の面倒を見る猿の親を例にして出していた。そうかも知れないなと思った。それに対し、形式化したものでないと宗教とは言えないのでは無いか?とO氏。それもそうだなと。それでは文章に書いて伝えることなどが必要なのではないか、と私が言うと、それは違う、巫女などは一子相伝のような形で 書物が無い状態でも宗教を形式化したとH氏。それでは言葉は必要なのではないかと言うと、それはそうかも知れないと。これに皆反論は無かった。

ここでウンベルトエーコの「薔薇の名前」のキャッチフレーズがピンと来た。これには感動した。勘違いかも知れないが、自己満足には十分な納得であった。この本・映画は「ヨハネによる福音書」の引用から始まる。 「はじめに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。」 なるほどそうなのかなあと。この言葉は妙に気になっていただけに、少し嬉しかった。原作も機会があったら読んでみたい。

In the beginning was the Word and the Word was with God, and the Word was God.

2008/6/8 日曜日

中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史

Filed under: Book — tosh @ 17:43:11

中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史

p.97 極端な主張というものはわかりやすいうえ、複雑な要素を捨象するのてストレートに伝わり、かつ正論であるように思われる。そして、それをいう人間を正直で尊敬すべき人間に思わせる効果がある。

p.112 現実が変化するスピードは加速度的に速くなり、あらゆるものが日々めぐるましく変わっている。民意もしかりだ。もはや自分の主義主張を後生大事に守っている時ではない。現実を動かすためには、現実に合わせて自分が変わらなければならない。それは好きとか嫌いとかの問題でも、正しいとか間違っているとかの問題でもない。本当に現実を変える気があるのかどうかという問題だ。だからこそ、ジョンソンのような古いタイプの政治家でも、最も汚い「ひなぎく」を使うのだ。

大衆が望んでいること、大衆の反応、政治家の本質、ひいては人の本質と言えるところまで外挿できそうな表現があり好感が持てた。内容も理解可能。文章も分かりやすい。政治を見る目がこれで変わる。露出する際の心構えとしても大変役に立つ。読んでよかった。

評価:★★★★★

2007/10/11 木曜日

明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命/ドラッカー

Filed under: Book — tosh @ 19:00:34

  • p.33 マネジメントが基盤とすべきは、顧客にとっての価値であり、支出配分についての顧客の意思決定である。経営戦略は、ここから出発しなければならない。
  • p.90 行っていることや行っている方法の廃棄は、体系的な作業として行う必要がある。
  • p.92 しかしチェンジ・リーダーたるためには、機会に焦点を合わせなければならない。問題を餓死させ、機会を太らせなければならない
  • p.96 チェンジ・リーダーにとっての三つのタブー
    • 現実と平仄(ひょうそく)の合わないイノベーションを手がけること
    • 真のイノベーションと単なる新奇さを混同すること。イノベーションは価値を生む。
    • 行動と動作を混同すること
  • p.99 したがって、新しいもの、改善したものは、すべて小規模にテストする必要がある。
  • p.141 第四に必要とされる情報は、資金の配分と人材の配置についての情報である
  • p.143 そして、それらの人事の決定がもたらした結果を記録し、注意深く検討していかなければならない。
  • p.148 したがって、まず考えるべきことは、自分が何を必要とするかではない。人は自分に何を求めるかであり、それは誰かである。、、、問題に本当に答えられるのは、自分以外の者である。
  • p.148 仕事に必要な情報のかなりのものは、すでに述べたように、組織の外に求めなければならない。
  • p.152 全員が毎月一回、仕事の場での異常なことや予期せぬことを報告する。
  • p.157 これらはいずれも、個々の知識労働者が、自らがいかなる情報を必要とし、いかなる情報を人に提供する責任があるかを知らなければ不可能である。
  • p.170 まずもって、仕事の質を定義すべき事を意味する。
  • p.186 的確にパイロットを行ってさえいれば、知識労働者の生産性を大幅に向上させることができる。
  • p.187 しかし、この優位性を現実のものに出来るか否かは、先進国、およびその産業、企業が、この100年間における肉体労働の生産性向上に匹敵する速さで、知識労働の生産性を高めうるか否かにかかっている。
  • p.188 まさに、最高の知識労働者を惹きつけ、とどめる能力こそ、最も基礎的な生存の条件となる。
  • p.193 いよいよこの最終章では、働く人たち一人ひとりの問題について述べる。
    • 自分は何か。強みは何か。
    • 自分は所をえているか。
    • 果たすべき貢献は何か。
    • 他との関係において責任は何か。
    • 第二の人生は何か。
  • p.214 問題は何に貢献したいと思うかではない。何に貢献せよと言われたかでもない。何に貢献すべきかである。
  • p.217 貢献のためのプランを明確かつ具体的なものにするためには、長くともせいぜい一年半を対象期間とするのが妥当である。
  • p.217 背伸びをさせるものでなければならない。だが可能でなければならない。さらには、意味のあるもの、世の中を変えるものでなければならない。目に見えるものであって、できるだけ数字で表せるものであってほしい。

2007/9/30 日曜日

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか/ドラッカー

Filed under: Book — tosh @ 4:58:25

プロフェッショナルの条件

本書において自分にとって大切だった文章の断片を列挙する。
この断片は記憶したかもしれない内容の検索キーワードとして書き留めたことに留意する。

  • p.29 専門知識の社会において、真に教育ある人間の要件は何かという問題である
  • p.54 「何が目的か。何を実現しようとしているか。なぜそれを行うか」。行う必要のない仕事をやめること
  • p.99 「いつも失敗してきた。だから、もう一度挑戦する必要があった」。完全を求めること。
  • p.103 毎年夏になると、二週間ほど自由な時間をつくり、それまでの一年を反省することにしている。
  • p.105 新しい任務が要求するものについて、徹底的に考え抜くこと
  • p.108 成長と自己変革を続けるために
    • ビジョンを持つこと、ファルスタッフ
    • 神々が見ている。真摯さを重視。誇りを持ち、完全を求めるということ。
    • 日常生活の中に継続学習を組み込んでいること
    • 自らの仕事ぶりの評価を、仕事そのものの中に組み込んでいる
    • 期待をあらかじめ記録し、後日実際の結果と比較している。目的は強みを知ること
    • 先生、上司から新しい仕事が要求するものについて教えられ、実行させられること
    • 全ての前提となる最も重要なこととして、自らの啓発と所属に自らが責任を持つということ
  • p.114 フィードバック分析
  • p.116 自らの学び方についての知識に基づいて行動すること。読む人と聞く人
  • p.118 自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、機会をつかむよう用意したものだけが手にできる。
  • p.126 時間の記録に出てくるすべての仕事について、「まったくしなかったならば、何が起こるか」を考えればよい。
  • p.143 勇気
    • 過去ではなく未来を選ぶこと
    • 問題ではなく機会に焦点を当てること
    • 横並びではなく自らの方向性を持つこと
    • 無難で容易なものではなく、変革をもたらすものに照準を合わせること
  • p.185 リーダーシップを仕事、責任とみること。信頼が得られること。言動の一致。
  • p.196 上司の強みに焦点を合わせる。何をではなく、いかなる順序で提示するかが大切である。
  • p.201 何らかの意味において、トップの座をねらうものでなければならない。 さもなければ競争相手に機会を与えるだけに終わる。
    • 懲りすぎてはならない。大勢いるのは普通の人たちである。
    • 多角化してはならない
    • 現在のためのイノベーションでなければならない。
  • p.222 ポスト資本主義社会においては、多くの人がこの二つの文化の中で生活し、仕事をする。知識人と管理者
  • p.231 フィードバックによって自分は何をうまくやれるか、いかなる能力や知識を必要としているか、いかなる悪癖をもっているかを知ることができる。
  • p.232 第一歩は、行うべき事を決めることである。しかる後に、優先すべきこと、集中すべき事を決めることである。そして、自分の強みを生かすことである。
  • p.234 成長のプロセスを維持していくために強力な手法を三つあげるならば、教えること、移ること、現場に出ることである。
  • p.234 「何によって憶えられたいか」
  • p.246 250万人もの経営管理者や専門家が、インターネットで履歴書を公開し、求人のオファーを求めている

特に今の自分に響いた文章:

  • p.80 成果をあげる人に共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつけるうえで必要とされる習慣的な力である。
  • p.225 専門知識の所有者たる専門家自らが、自らの知識領域を理解しやすいものにする責任を果たさなければならない。

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